クラブ活動レポート

都内のクラブの活動をご紹介します。

【クラブ活動レポート】こくぶんじ地域クラブ

2024.02.07

 
 今回は、こくぶんじ地域クラブによる、令和5年度シニアスポーツ振興事業の「お達者ウオーク地域を知ろう」を紹介します。本教室は9月~11月にかけて計3回開催されました。
 こくぶんじ地域クラブは、国分寺市内全域を拠点として活動している設立11年目の総合型地域スポーツクラブです。「子どもから高齢者まで、誰もがいつでも、どこでも、いつまでも、スポーツや文化活動に参加できる環境を目指し、健康で豊かな人づくり・仲間づくり・体力づくり・地域づくりに寄与すること」を基本理念とし、ウオーキング・バドミントン・チアダンス・ボッチャ等、幅広い年代の方がスポーツを楽しむことができるクラブとして活動されています。
 今年度の 「お達者ウオーク 地域を知ろう」は、国分寺市内及び隣接の国立市内を中心に、計3回開催されました。本教室では、ウオーキングを通して、住んでいる地域や隣接市のことを知ろうという趣旨のもと、1回目と2回目は国分寺市内(お鷹の道、引き込み線等)、最終回の3回目は隣接の国立市内を歩きました。
 今回は、令和5年11月26日(日)に実施された第3回の教室に職員が同行させていただきましたので、その様子をご紹介します。
 第3回目は、国立駅をスタートとして大学通りや矢川緑地保全地域等を通り、ゴールの矢川駅まで約4.5kmを歩くコースです。当日は小雨が降っており、冷え込んだなかでの開催でしたが、18名もの参加者の方が集まりました。
 国立駅に集合したあと、体操やストレッチなど入念に準備運動をしてから出発し、まずは国立駅前からイチョウ並木が立ち並ぶ大学通りをまっすぐ歩いていきます。
 大学通りをしばらく歩いていき、交差点で大通りに突き当たったら、今度はさくら通りを歩いていきます。東京都多摩障害者スポーツセンターやNHK学園等の施設の前で時折立ち止まり、クラブスタッフの方が施設の簡単な紹介をしてくださり、皆さん興味深くお話を聞いていたのが印象的でした。適宜、クラブスタッフの方が参加者それぞれのペースや疲労度合いを見ながら、公園で休憩や記念撮影を挟みつつ、歩いていきます。
 その後、踏切を渡り、矢川緑地保全地域に入っていきます。矢川緑地保全地域は、国立駅前の大学通りの様子とは打って変わり、様々な木や植物が生い茂り、森のなかで湧き水が小川となって流れる自然豊かなエリアとなっています。全身でマイナスイオンを感じることができ、自然の中で気持ち良く歩くことができました。参加者の方からも、「このような場所があるのは知らなかった」など驚きの声が上がっていました。
 矢川緑地保全地域を出た後、矢川いこいの広場で最後の休憩をとったら、矢川駅まで歩きゴールです!途中休憩も挟みつつ、ゆったりと無理のないペースで歩き、スタートから約2時間半でゴールしました。参加者の方からは「ぜひまた参加したい」「とても楽しかった」等の声が多く上がっており、大好評のなかで無事教室が終了しました。
 クラブスタッフの方にお話を伺うと、コースを決める際には、高低差があまりない高齢者でも歩きやすいエリア、かつ、参加者の方があまり知らない地域を巡ることができるようにコース設定をされているとのこと。「また歩きたい」と思ってもらうことが大事とおっしゃっており、実際リピーターの方がかなり多いそうです。地元の方でもあまり知らないような地域を歩くことで、地域の新たな魅力を知りつつ、ウオーキングを楽しむことができる素敵な取組となりました。